飛騨国府 TOP page BACK TO TOP page

 国宝 太平山安国寺 
 海具江古墳 
 

飛騨国府(高山市国府町)を語るなら、まず飛騨地方唯一の国宝「安国寺経蔵」でしょう。
(右の写真)1408年建立で、経蔵内には八角輪蔵と一切経が収められており必見の名刹です。休日には他県ナンバーの車もチラホラ....。
本殿が国指定重要文化財の「熊野神社」や、貴重な出土品や史料を展示した「郷土館」も隣にあります。

緑深い山懐に迸る水しぶき.....名勝「宇津江四十八滝」は、鬱蒼とした樹林の中を豪快に流れ落ちて神秘の世界を現出しています。
キャンプ場やテニスコートなども完備し湯量たっぷりの温泉もある本格的なリゾート地となっています。

飛騨といえば昔から信仰と祭の里として知られており、 特に県指定無形文化財「金蔵獅子」は、そのドラマ性とコミカルな振り付けが特徴で囃子太鼓や笛の音には、飛騨人の素朴な心根が伝わり郷愁をそそられます。
また、国指定重要文化財の荒城神社本殿は藤原期の様式を伝え、祭礼での「鉦打」(県指定無形文化財)は中世芸能の名残を留めています。


そのほか、桜の見事な阿多由太神社(国指定重要文化財)、円空三体仏像(県指定重要文化財)が安置されている清峯寺等の神社仏閣や、桜野公園、あじめ峡、三休の滝など自然と歴史の雰囲気たっぷりの名所旧跡が目白押しです。
(下の写真は桜野公園)

さらに見逃せないのは、古代の遺跡や古墳の宝庫であるという事実です。「縄文村山遺跡」を始め多くの貴重な石器や土器、鉄器などが出土し、飛騨の首邑たる往古の姿を充分に偲ぶことが出来るのです。
また、飛騨と越中を結ぶ古道「越中東街道」は、『飛騨ぶり街道』とも称せられ、今村峠、十三墓峠にその名残を留めています。

このように「飛騨国府」は高山市中心部や飛騨市古川町にはさまれ目立ちませんが、知る人ぞ知る隠された穴場なのです。
そこでとりあえず上記の如く「九つの必見ポイント」を選んで個別に紹介してみました。折を見て是非お立ち寄りくださいませ。