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テレビ塔の近く、旧飯田街道名残の道筋を東へ少し歩くと目指す菜所「縹」(はなだ)がある・・・・・・ある筈なのだがなかなか見つからない。マンション・ビルの二階にあるが看板らしきものは全く無く、灯の入った障子の影が看板代わりという知る人ぞ知るゆかしきお店である。
薄暗い階段を昇ると入り口が重そうな木造の引き戸になっていて洒落た陶器の表札「はなだ」が懸けられている。(写真)
店内はカウンターに6席ほどと磨きこまれた板の間に座敷机セットが二つに椅子席が1セット
というレイアウトであるが、窓は障子になっていて落ち着いて時を過ごせる佇まいだ。 もちろん女将の設計なのだが、そのコンセプトは「ゆっくり寛ぎ本当に喜んで貰える人にだけ来ていただければそれでいい」といったところで完全予約制。
女将は和歌山県田辺市の生まれ、この道15年のキャリアだが主婦感覚の”素人っぽい”ところがほのぼのとして暖かい。この店は出店してまだ5年とのこと、料理は和風が主体で材料選びから料理、器類に至るまで「おもてなしの気持ち」が溢れている。
お昼も手料理の日替わり定食がビジネスマンやO.Lに好評である。
たまに若いシャンソン歌手やピアノ演奏などの「ライブ」もあって楽しみの一つになっている。
ところでこの店の名「縹」、すぐ読めたらたいしたもの !! 広辞苑によれば縹というのは色の名で「薄い藍色」とある。女将が若かりし頃の趣味「草木染め」でお気に入りの色だったとか。(このページの左端部分が色彩コードで再現した縹色である。)
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