明治四十年頃に建てたと云う榑(くれ)葺きの宿。二階から階段を降りて右の方へ行くと、ふつふつと涌き出る一坪ぐらいの広さの温泉があった......。背を丸めた人影が親爺の半場さんである。(昭和53年秋 F6号) いつも温かく迎えてくれた半場夫妻(昭和48年6月)