Kani-city Art Ex. 2011 (Vol.30)


春雪の室生寺

平成23年3月

まだ春浅い3月“歴爺グループ”で訪れた室生寺は雪景色であった。
春の淡雪で薄化粧の五重塔や灌頂堂(かんじょうどう:本堂)は静かな朝を迎えている。

“女人高野”と称されるこの真言密教の道場は山深い原始林の中に粛然と佇み、屹立する五重塔は1200年もの風雪に耐えてきたとは思えぬ瑞々しさであった。(日記こもれび『奈良・仏像めぐり』参照)
スケッチと写真をもとに油絵に描き直したもの。
(油彩 F20号)
なお、翌日の帰途「東日本大震災」を知ることになる。