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燦々会のあゆみ

TOPICS
29年10月11日
Vol.28
燦々会例会

居酒屋「たい信」
 (名古屋駅前)
幹事 粕谷


次回(Vol.30)
令和1年10月10日(木)11:45 

場所 ツア・ディーレ
幹事 村中・森



28回目となる燦々会は、前回まで延々と続いてきた宿泊・ゴルフのセット開催から大転換、懇親会のみの開催へ。
ゴルフもさることながら時間を気にせず深更に至るまで語り合う楽しみを失うのは誠に淋しい限りだが、寄る年波に致し方もない。
平成2年以来の長い歩みの中で6人の同志が既に鬼籍入りし現在メンバーは15人となっている。残念ながら今回は病床にある二人が欠席、居酒屋「たい信」に顔を揃えたのは13人であった。
蛇足ながらこの店は終戦直後創業の界隈随一の老舗で激変する名古屋駅前の至便の位置にあって変わらぬ暖簾を誇っている。(スケッチ・右側手前の店 30年6月閉店) 

勿論全員「サンデー毎日族」で少し早目の午後5時開宴。
冒頭幹事から昨年末急逝した鈴木達育君を悼むエピソード等の紹介があり、また病魔と闘う二人の近況と寄せられたメッセージが披露された。せめて想いを届け合おうとの幹事の嬉しい心配りである。

あとはいつもの無礼講、互いの近況を語り合う楽しく賑やかな酒となった。
畑仕事に海外旅行や家族の話に孫自慢・・・・・今日は定番の病気や終活、年金の話はあまり聞かれなかった気もするが、元気な証しでもあるか。
齢を忘れ時を忘れ、ついつい酒も限度を越える勢いで些か心配になるほど、散会は8時近くになる。
この日のためにホテルを用意したメンバーもいたり年寄りには夜が危険との弱音もあったりして次回は昼の時間帯での開催と決まり、幹事は予定表に従い松岡・柴田両君にお願いすることになった。

手許に一枚の写真のコピーがある。
全員詰襟の学生服を着た昭和33年入行時の初々しい記念写真で、以来次回はちょうど満60年に当たり“還暦”を迎えることになる。
遥かな入行当時の思い出話に花を咲かせるのも一興かと・・・・・。病床の二人の復帰を含め全員の出席を切に願うばかりである。

なお席上、幹事からの案内状に鈴木達育君を偲んで引用されていた狂歌(日経新聞・歌壇)が、いたく皆の心を揺さぶったようなので記録しておく。

    『脱衣場に ガンジーがゐて 歳とれば こんなものさと 鏡が嗤う』

昨年の燦々会でのこと、幹事氏が脱衣場で筋肉隆々の鈴木達育君に「筋肉をつけなければいけない」と忠告された由、その鈴木達育君がまさか2か月後に黄泉の国へ旅立つとは・・・世の無常を嘆くくだりである。
中にはガンジーを「大黒さま」に読み替えた方がふさわしい仁もいるようだが。
何はともあれ全員無事帰宅の由、重畳々々!
改めて粕谷幹事に感謝。

【追伸】 残念ながら闘病中であった市岡彰道君が薬石効なく10月18日帰らぬ人となった。
今はただ生前の氏を偲びつつ謹んでご冥福を祈るのみ。